【 おかげさま 】
とわ北斗支援課長 松原 正貢
土の中の
水道管 高いビルの 下の下水 大事なものは 表に出ない みつを
私事で恐縮ですが自宅にある、日めくりカレンダーは相田みつをさんの詩集です。相田みつをさんは「おかげさん」という言葉が好きでした。『おかげさん』という言葉はあるのに、なぜ『おもてさん』という言葉はないのでしょうか?それは、『おかげさん』のかげは、漢字なら陰と書きます。つまり陽が当たらない見えない部分のことで、本当に大事なのは、目に見える表の部分ではなくて、陰の部分である。だから『表さん』という言葉はないのだと理屈づけていたようです。この言葉にありますように、下水も水道管も無くなったら生活出来ませんが、普段はそれを意識することはありません。
旧北斗小学校の跡地にとわ北斗が平成24年11月1日に開設して早4年が過ぎました。現在までとわ北斗の事業経営に際しまして北斗地区住民の方々、利用者の皆様、ご家族の皆様にご理解とご協力を頂きました事を、お礼申し上げます。誠に有難うございました。
振り返ってみますと、「とわ北斗」が北斗地区住民の皆様や利用者の皆さん、ご家族の皆さんとも一番大切にしてきたことは、やはり目には見えないものです。
お互いの信頼関係や相手を想う気持ち。感謝の気持ち。「支え」「支えられ」の「お互い様」の関係構築などは、目には見えません。親からの「愛情」や仲間との「友情」もそうです。普段から積み重ねてきた関わりの中で、太く大きく確かなものになっていくのもです。
この鷹栖町北斗という地域に「とわ北斗」が開設出来た事。そして、現在まで共に「豊かな地域作り」を実践して来て頂いた、地域住民の皆さんや利用者・ご家族・職員全ての方々に感謝です。本当に「おかげさま」です。有難うございます。
これからも、みつをさんの詩にある最後の「大事なものは 表に出ない」と言う謙虚な「こころ」を根幹に置きながら、とわ北斗の事業経営を進めて行く所存ですので、どうぞ宜しくお願い致します。